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第11回「夢と笑いのある人生」★岡田 かおるさん

2009/03/07(土)

取材日:2009年3月 6日
名前: 岡田かおる  さん
会社名: あゆみの杜
仕事内容:

介護士

住所: 島根県飯石郡飯南町八神
経歴:

平成8年:飯南町へ転住
      島根県内の児童福祉施設等で勤務
平成19年:地元福祉施設で介護士として勤務

前回の人との関係: 絵本の活動等を通しての友人。岡田さんの行動力や明るさは高岡さんも尊敬するほど!!
飯南町歴: 19年
年齢: 40代
出身地: 大阪府
趣味・特技:

読書

休日の過ごし方:

エコ活動に関心があります。


素敵に輝いている人に突撃インタビュー「さとやまっくす」。何よりも「人」とのふれあいを大切にしているこの方の活動に注目!

夜■田舎暮らしスタート

大阪で美容室を営んでいた岡田さん一家。子供からお年寄りまで幅広い年代の人が訪れるにぎやかな美容室で、岡田さんも小さい頃から店の手伝いをしていたという。
「根はやっぱり大阪人なのかな、すぐに笑いに変えようとしてしまうの」と笑う岡田さん。
 
19年前、大阪から岡田さんのお母様の実家である飯南町志々(しし)地区に一家で移り住むことになり、岡田さんの飯南町暮らしがスタートした。
 
「夜になると辺りは真っ暗で寂しく感じたわ、それに田舎の生活はわずらわしいと思う事もあり、初めはここの生活に慣れなかったの」。
 
知らない土地での生活の中、問題を抱え、落ち込んでいた岡田さんを救ったのは、近所の子ども達との出会いだった。
 
 
 
 
 
 コスモス
 
■感動できる生活
 
「外から来た私をまず受け入れてくれたのは子ども達だったの、一番はじめに友達になったわ」と笑う岡田さん。
 
「裸足で山に入っていくような元気の良い子ばかりで、山菜の採り方も子供から教えてもらい感動したわ」。
 
初めは山に囲まれた田舎暮らしに戸惑いを感じていた岡田さんだったが、子ども達とのふれあいをきっかけに、鮮やかに色を変えていく山の四季や満天の星空に気づき、その素晴らしさに感動するようになったのだとか。

「気づいたら周囲の人の温かさや自然に癒されていたのね、飯南町で元気になっていたの」と今ではすっかり田舎暮らしにも慣れ、日々楽しみながら暮らしている。
 
 
■「ありがとう」の気持ち 読み聞かせ
 
「パワーをくれた子ども達に少しでも恩返しをしたい」と考えた岡田さん。幼いころから好きだった絵本を通して「ありがとう」の気持ちを伝えていこうと、7年前から一人で志々地区の保育所や小学校を訪問し、本の読み聞かせを始めた。
 
「本を読んで上手な感想文を書いて欲しいんじゃないの、ただ何かを感じ、楽しんでくれればそれでいいの」という岡田さん。
読み聞かせに使う本は、夢や楽しさを感じてもらえるものを選んでいるという。
 
たった一人で始めた読み聞かせ活動も、今ではすっかりおなじみ。学校からも「読み聞かせをきっかけに子ども達が本に興味を持つようになった」と言われ、朝読書の時間に読み聞かせを取り入れることに。
メンバーも7名に増え、年に数回はビッグ絵本やパネルシアターなどイベントを行うほど活動も広がっている。
 
「当時読み聞かせをしていた子ども達が高校生になった今でも“おばちゃん!”と声を掛けてくれるのよ、そんなつながりが出来ていくにつれ、もっと田舎が好きになったわね」と岡田さん。
 
岡田さんの「ありがとう」の気持ちと、絵本を読む楽しさは、確実に志々地区の子ども達の心に伝わっている。
 
 
  岡田さん
 
    「人」は「人」で変われる
 
「自分が本当に落ち込んだり悩んだりしたことで、困っている人の気持ちを初めて感じることができたの」と岡田さんは自分の経験を活かし、福祉の場でも活躍している。

専門的な知識も必要と考え、通信教育を受けながら勉強し、社会福祉士の資格を取得。その後も精神保健福祉士や保育士の資格を取得された。
 
「資格が取れたことよりも、勉強していく過程でできた人脈や、人との関わりから得たもののほうが大きかったわね」と岡田さん。「自分のできることで、地域の中で貢献したい」という岡田さんの強い想いがどんどん形になっていく。
 
「人は関わる人によってその人生も変わってゆくもの、ちょっとでも誰かの支えになれたらいいなと思っているの」。
 
 
小さい頃からいろんな年代の人と接し、人の温かさにふれてきた岡田さんは「自分の物差しで物事を見ない」ことを心がけているという。
「子供からお年よりまでそれぞれに違う考え方があって当然、新鮮な考えだなって感動できる自分でいたいのよ」と岡田さん。
 
 
 
■これからの目標  岡田さん
 
「人生何があるかわからないものよ、それでも人は必要となれば強くなれるんだから」。

まさか島根県民になるなんて想像もしていなかった岡田さんだが、今はこの山間の町で楽しみながら暮らし、新たな目標も生まれている。
 
「落ち込んでしまっても、どこかで笑いに変えたいと思ってしまうの、いつだって夢と笑いのある人生のほうが素敵でしょう」。

自分の人生だけでなく、周りの人にも夢と楽しさを与えている岡田さん。その言葉一つ一つの中に、たくさんの人が笑顔になれる秘密が詰まっている気がした。

取材後記

本当に人とのふれあいを大切にしている岡田さん。小さな子どもからお年寄りまで皆さんに愛されている方だと感じました。そしてお仕事と両立しながらも読み聞かせ活動や福祉の場でも活躍。前回登場の高岡さんも感心してしまうほどの行動力には驚きでした!

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