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第19回「子どもと共に歩む人生」★門所 詠子さん

2009/07/14(火)

取材日:2009年6月24日
名前: 門所 詠子  さん
肩書き: 飯南町民生児童委員
仕事内容:

地域の人々の生活を見守る。

住所: 島根県飯石郡飯南町下赤名
経歴:

昭和41年:旧赤来町の保育士となる
平成16年:退職
平成16年:飯南町民生児童委員に就任

前回の人との関係: 前回登場の稲尾さんと門所さんは島根県中山間地域研究センターの図書館受付をしている。図書館は地域の子ども達の集う場所となっている。
飯南町歴: 62年
年齢: 60代
出身地: 飯南町
趣味・特技:

短歌・コーラス

休日の過ごし方:

野菜作り・料理


ステキに輝いている人に突撃インタビュー!「さとやまっくす」。 みんなのお母さん的存在!「先生!」と多くの人から慕われているこの人です!

門所さん■ 不安から始まった保育士生活
「門所先生!」
子ども達のにぎやかな声にいつも囲まれているのは、飯南町(旧赤来町)で長年保育士として勤めていた門所詠子さん。

「趣味は仲間と保育について語り合うこと」というくらい保育に情熱を注いできた。

いつもパワフルで自信に満ちあふれた印象の門所さんだが、話を聞いてみると意外な言葉が返ってきた。

「子どもはとても好きだったけれど、自分が保育士に向いているのかずっと不安だった」と語る門所さん。

保育士として働きはじめた後も通信教育で勉強を続け、幼稚園教諭の資格を取得。保育に対して納得のいかないことがあれば、常に勉強して知識と技術を身につけてきたという。

「今でも勉強を通してできた仲間と話をするとついつい保育論議になってしまうの、みんなの保育への情熱にすごく刺激されるわ」と笑う門所さん。
そうして、自分に対しても常に厳しい目を持って保育に取り組んできた門所さんは「10年勤めて、やっと自分が保育士に向いているのだと思えた」と言う。

「とにかく仕事に行くのが楽しみだった、家庭との両立は大変だったけれど仕事が楽しくてたまらなかった」。
当時を振り返る門所さんの笑顔はとても楽しそう。

■これが天職!  
保育士に向いているのだと思えた門所さんは、自身の子育て経験を活かしながら、更に保育に情熱を注いでいった。

「20年勤め、私にとって保育士という仕事は天職だと感じたわ」と語る門所さん。

不安に感じたことや納得いかないことは徹底的に勉強し、自分に厳しく仕事をしてきた門所さんからは「保育士」という仕事への誇りが感じられた。


  子ども
 
■ 「子育てという責任の重さ
「子どもの本当の性格を引き出し、輝いた生活を送れるように導くのが保育士の仕事」と常に思いながら門所さんは仕事をしてきた。

「本気のケンカもしてぶつかり合いながら、好きなものを見つけていくことが大切」「好きなものや目標が見つかれば、支えが無くても自分で何度も立ち上がれる人になれると思うから」と門所さんは言う。

子どもの本当の性格を引き出すためにも、門所さんは毎日の親との会話も大切にしてきた。
「親は保育所での子どもの様子がわからないでしょ、だから保育士は子どもがその一日をどう生きたか、その生き様を伝える役割があると思う」「その子がどういう想いで一日を生きたかを、親に代弁してあげたいの」。

親子でありながら理解し合えないというのはとても悲しいこと。子どもからの隠されたメッセージを親に伝えようと、門所さんも一日一日を真剣に子どもと向き合ってきた。

■ 自分のできることで関わっていきたい   門所さん     
保育士を退職した後は飯南町民生児童委員として地域を見守ってきた門所さん。

「子どもから高齢者までみんなが満足のいく生活を送って欲しい」と地域の高齢者と子どもたちの交流の場を設けたり、高齢者サロンに参加したりと、活動も幅広い。そして現在は学童保育の指導員として再び保育にも関わっている。

「子ども達からはいつもパワーをもらっているの、これからも自分の出来る範囲で子ども達と関わっていきたい」と門所さん。

「放課後の自由な時間を過ごす学童保育は、一人一人が満足し、ほっとできる場所にしたいの」と新たな目標もある。

「保育にゴールは無い、退職する時はやりきったという思いもあったけれど、まだまだ後輩保育士にも伝えきれていないことがたくさんある」と今でも保育に対する情熱は消えていない。

大笑いをしている子、泣いている子、怒っている子。門所さんの周りはいつも賑やかだ。悪いことをしたらとことん怒る。嬉しいことがあったら子どもと一緒になって喜ぶ。真剣に一人一人の子どもと向き合っているということが伝わってきた。
 

取材後記

飯南町赤来地区の人なら誰でも門所さんに習ったことがあるというほど!誰からも慕われている方です。おととし、とても悲しいことがあった時、門所さんがそっと寄り添って泣いてくれたのが今でも忘れられません。いつも心からの言葉で語りかけてくれる方です。

明るくパワフルな門所さん。まさか保育士が向いているか不安だったなんて意外でした~そして自分に厳しい仕事ぶりも勉強になりました!自分の子育ての参考にもなりましたね!(いつのことやらですが笑)

 

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