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第9回「楽しさを探しながら暮らす」★吉川 裕江さん
2009/02/17(火)
素敵に輝いている人を突撃リポート!「さとやまっくす」。溢れるアイディアがスゴイ!!元気に楽しく農業に取り組むこの方に突撃!
■農業を始めたきっかけ
「見てよ、雪の重さでビニールハウスも壊れちゃったんだから、もう大変なのよ」。
そう言って笑いながら、まだ一面に雪が積もっている畑で作業をする吉川さん。「初めは農業なんてやりたいとも思わなかったわよ、主婦のお小遣い稼ぎ程度にしか思っていなかったの」と吉川さん。
そう言って笑いながら、まだ一面に雪が積もっている畑で作業をする吉川さん。「初めは農業なんてやりたいとも思わなかったわよ、主婦のお小遣い稼ぎ程度にしか思っていなかったの」と吉川さん。
21歳で農家に嫁いだのだが、初めは農業をする気はなかったとか。嫁ぎ先の農家がビニールハウスの数も減らし、規模を縮小しようかと迷っていた時、「もったいない!やめるくらいなら私がやっていこう」と本格的に農業をスタート。現在は退職されたご主人と二人で、メロンやブドウなどの果物や、野菜を栽培している。
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■農家の女性に自由を
吉川さんが嫁いだ頃の農村社会はまだまだ閉鎖的だったよう。そんな中でも女性が自由になる場所を作りたいと、平成4年に同じように農家に嫁いできたお嫁さん達で集まる「ALC(Agriculture Ladies Club アグリカルチャー・レディース・クラブ)」を立ち上げた。
「農家の女性達が何にも束縛されず自由に集まり、話ができる場所を作りたかったの」「農業の話や子育ての悩みなど、言いたい事を言い合える仲間がいるというのは心強いことよ」と吉川さん。
「農家の女性達が何にも束縛されず自由に集まり、話ができる場所を作りたかったの」「農業の話や子育ての悩みなど、言いたい事を言い合える仲間がいるというのは心強いことよ」と吉川さん。
そんな「ALC」でまず始めたのが、出荷できない規格外の農作物を販売する野菜市。
「当時 、生産者は野菜を作るだけで、直接売るということは考えられなかった時代だったの、でも自分達で工夫して売っていくのは楽しかったわよ」
この頃吉川さんは30代前半。子育てに農業に、とても忙しかった時期だが、この頃が第二の青春時代だと振り返る。
「野菜市に寄ってみんなに会うのが楽しかったな、あの頃が一番素敵な時間だったね、なんて今でもみんなで話すのよ」
「野菜市に寄ってみんなに会うのが楽しかったな、あの頃が一番素敵な時間だったね、なんて今でもみんなで話すのよ」
そんな野菜市を発展させて作られたのが、現在「道の駅 頓原(とんばら)」内にある「青空市 ぶなの里」だ。飯南町で収穫された新鮮な野菜や、地元の方が作る加工品がズラリと並ぶ「ぶなの里」は観光客や住民に大人気。「ここの野菜がおいしかったから」と何度も訪れるリピーターも多い。
そして、小さなテントから始まった野菜市が、今や飯南町の人気スポットとなるほど大きな産直市に成長した。これほどの成功を収めたら、次はまた何か大きな目標があるのだろか。
「もともと地域のみんなが何かしたいという気持ちを持っていたのよ、ALCはそのきっかけを作っただけ、成功したからと言って何も変わらないわ」
「もともと地域のみんなが何かしたいという気持ちを持っていたのよ、ALCはそのきっかけを作っただけ、成功したからと言って何も変わらないわ」
何よりも大切な事はALCが農家の女性にとって自由になれる場であるということ。だからこれからも目標や方針といったものは作らないのだとか。
「ALCは自由に今を楽しんでいるの、みんなで今何をしたいかを常に考えているのよ」。
「ALCは自由に今を楽しんでいるの、みんなで今何をしたいかを常に考えているのよ」。
「ぶなの里」の成功とともに、飯南町農業委員をはじめ、様々なアドバイザーとして農業の普及に協力してきた吉川さん。いろいろとお手伝いをしてきたけれど、これからは「自分が楽しむ世界」を作り出したいのだとか。
「これからは“売る農業”から、“家に来てもらう農業”だと思うの」と吉川さん。「理由は簡単、市場に持って行くよりも、お客さんに来てもらったほうが楽でいいでしょ」。なんて笑いながらも、吉川さんにはどうしても叶えたい想いがある。
「これからは“売る農業”から、“家に来てもらう農業”だと思うの」と吉川さん。「理由は簡単、市場に持って行くよりも、お客さんに来てもらったほうが楽でいいでしょ」。なんて笑いながらも、吉川さんにはどうしても叶えたい想いがある。
上流に民家が無いため手つかずの清らかな水が流れ、周囲を豊かな山々に囲まれた吉川さんのお宅はまさに宝の山。
「雪の中から野菜を掘り出すのも、山を駆けめぐって山菜を採るのも、田舎でしかできない経験、田舎は何も無いつまらない場所なんかじゃないのよ」
その言葉からも、吉川さんが農村の暮らしを楽しんでいるのが伝わってきた。この暮らしの素晴らしさを共感したいと、吉川さんのお宅では農業研修生の受け入れも行っている。また、研修の後、農業を始めた方もいらっしゃるという。少しずつではあるが、吉川さんの想いが広がっている。
「もっと多くの人にこの土地の暮らしや農業の楽しさを知ってもらいたい、気軽に立ち寄れる農家になりたいの」
そんな想いから今一番の夢は、日帰りでも田舎暮らしを体験できるような「体験農園」を開くことなのだとか。
「笑って過ごすと良いことがあるって言うじゃない、一度の人生なら悲観せずに楽しみを見つけながら生きていきたいわ」。
その言葉通り、話していても次から次へと新しいアイディアが生まれてくる吉川さん。自分自身も楽しみながら次の夢を見つけていく吉川さんはとても活き活きと輝いていた。
取材後記
次から次へと「お~!なるほど!」と思ってしまうアイディアがどんどん出てくる吉川さん。冗談を交えながらの楽しい時間でした。
聞かせていただいたお話はどれも深い!普段から農業や飯南町のあり方をよく考えていらっしゃるのが伝わってきました。夢の「体験農園」OPENが楽しみ~!!
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