2020年010月発行Vol.3
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飯南町森林セラピーに日頃からご支援いただき、 本当にありがとうございます。 セラピーロードも徐々に紅葉が始まり、秋も深まって参りました。
毎年のように議論の的になる「今年は雪が多いのか」については、ほんの少し「雪が多い」意見が多いようです。早ければ12月初旬頃から降り始めるので、ブナを始めとする紅葉が見たい方はお早めに。
1、レベルアップ講座（他基地研修in和歌山県高野町） 6月27日（土）～28日（日）に、森林セラピーガイドのレベルアップ講座の一環で、和歌山県高野町の森林セラピー基地を視察しました。
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高野町の基地は、空海上人にまつわる歴史的要素と自然要素が深く結びついています。名だたる歴史的人物の供養塔や墓所が広大な杉木立の中に点在。
高野槇などの貴重な植物も多く、まさに「守られた聖域」という印象で、森林セラピーとの相性の良さを感じました。 |
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地形的な違いはもちろん、ガイドの仕方やおもてなしの精神にも感銘を受け、飯南町でのガイドに活かしていこうとガイド一同決心しました。
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2、大人気のうちにシャワークライミング終了
6月中旬から始まった今年度のシャワークライミング。コロナ禍という事もあり、「三密」を避けられるアクティビティとして口コミで人気となり、休日はもとより平日も大盛況となりました。参加者の年齢は小学生から70代までと幅広く、特に女性が多かったです。
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森林セラピーでは、身体を動かし心身のバランスを整える「動」と、森の中で休み心と体をゆっくりさせる「静」を組み合わせて、最大限の癒しが得られるようにプログラムされています。
シャワークライミングは、「動」のプログラムで、川のせせらぎにもある、 一定でない心地よい音やリズム「1/ｆのゆらぎ」を聞きながら、緑のこもれびとマイナスイオンをたっぷり浴びられます。
おすすめは、シャワークライミング後に町内で宿泊し、翌日に「静」の森林セラピーでゆっくり過ごすプログラム。身体に一定の「負荷」と「休息」を与えることで、 人間が本来持つ自己治癒能力や免疫力を格段に高められます。
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この夏、特に印象に残った参加者は「普段は引っ込み思案で虫も触れない男の子」。大自然の中シャワークライミングをした喜びから、日記を送ってくれました。子供の大切な夏休みの1ページに加えてもらってとても嬉しかったです。
是非来年の夏はシャワークライミングをお試しください。
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3、セラピーロード才谷コース修繕完了
春から工事をしていた森林セラピーロード「才谷コース」が７月初旬に生まれ変わりました。
今までよりも道幅が広く、真新しいチップがたくさん敷かれたコースは、最高に気持ちいい空間です。是非散策してみてくださいね。
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４、西日本初！森林セラピー基地２つ星認定！
全国の森林セラピー基地の中で、充実したプログラムを提供し、優れた成果を挙げている基地に贈られる「2つ星」。
9月25日（金）、飯南町森林セラピー基地が「2つ星」になりました。
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現在、全国に認定を受けた森林セラピー基地が65か所（森林セラピー基地59か所・セラピーロード6か所）あります（基地認定を受ければ1つ星）。
こうした中、全国で最初に2つ星の認定を受けた基地は、長野県信濃町の「癒しの森」で、 飯南町は全国2例目・西日本初となります。 （令和2年度10月1日現在）
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7月にNPO法人森林セラピーソサエティの現地調査を受検、毎年ウッドチップを敷くなど、セラピーロードの整備状況が良好な点、運営者の情報発信の取組、 基地内にある宿泊施設を活用したセラピー基地への誘客が評価され、この度の認定となりました。 この制度は将来的に3つ星認定まで整う予定ですが、現状2つ星認定が最高ランクとなっています。
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飯南町の森林セラピーは平成19年にセラピー基地に認定。その後も、地域づくり総務大臣表彰「地方自治体表彰」、平成24年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰などで評価されました。医療分野と観光分野を町保健福祉課、観光協会で担い、 両方の側面から森林セラピーを普及してきました。
定期的に基地認定の更新があり、2019年の更新認定通知書には下記の評価をいただきました。・第2期認定の森林セラピー基地のうち最も高い評価点を獲得している。
・特に広報および利用者へのアンケート実施などは他基地の見本たりうるものである。 ・合計点数：26点（30点満点） ※第2期基地平均点数：16.0点 |
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今回の2つ星認定は、約15年にわたり様々なトライ＆エラーを繰り返しながら辿り着いた結果です。
今後も、時代にマッチした新しい森林の癒しをお客様に提供できるよう関係者一同身を引き締めて取り組んでまいります。 |
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５、飯南町ふるさとの森のお勉強と植樹の移植作業
9月6日（日）に秋の森林セラピーガイドレベルアップ講座として、「飯南町ふるさとの森を知ろう（秋）」を開催しました。飯南町森の案内人会・安原会長を招き、ふるさとの森特有の秋の山野草について知識の共有を行いました。
森林セラピーでは、 植物の名前を積極的に覚える必要はないですが、お客様の知的好奇心の為ガイドは勉強しています。また、専門的な要素ではなく植物の”雑学”や飯南町ならではのエピソードを大切にしています。
日ごろフィールドとして歩いているセラピーロードですが、 お互いの知識の共有を図ることで一定のクオリティの均一化を図っています。
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また、10月11日（日）には、昨年植樹をした木々の植え替え作業を行いました。セラピーロード内に香りのある植物や実のなる植物を考慮して配置しました。これから雪の季節ですがスクスク育ってほしいものです。
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☆★☆イベント情報☆★☆
■森のビューティフェス
森林セラピーロードのすぐ横。
『島根の軽井沢』とも呼ばれる美しい森林に囲まれた「森のホテルもりのす」でビューティイベントが初開催です。
“美”にまつわる素敵なブースが目白押し。
とってもお得で各ブースの体験が楽しめる「オールインワンパッケージ」が用意されています。
どうぞお気軽に遊びにいらしてください。
※当日各ブースには定員があります。事前のお申込みをおススメいたします。
日時：11/15（日）・16（月）11：00～15：00（両日）
場所：森のホテルもりのす（飯南町小田842-2）
詳しくはコチラ↓↓↓
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☆★☆書籍・メディア情報☆★☆
■『森林浴』李卿（著）
森林浴・森林セラピーの世界的第一人者でもある日本の医師・李卿先生より、飯南町の森林セラピー基地について詳細に紹介していただきました。
本書は201８年4月にイギリスとアメリカで発刊され、ベストセラーとなったのち、世界35か国で発刊されたものが、日本語版として里帰りしたものになります。
詳しくはコチラ↓↓↓
■ソーシャル＆エコマガジン『ソトコトオンライン』
9月中旬、実際にライターさんがいらっしゃり、”体験ルポ”を書き起こしてくださいました。
当日は小雨模様でしたが臨場感あふれる記事を是非ご覧ください。
詳しくはコチラ↓↓↓
■出雲の知恵と恵みにスポットライトを『出雲テラス』
四季を通じた森林セラピーの魅力をギュギュっと詰め込んでいただきました。
詳しくはコチラ↓↓↓
■『達人の道 島根特集』
その道の達人やご覧頂いた方が達人になるかもしれない情報をお届けする『達人の道』にて飯南町を特集してくださいました。放送圏の方、ぜひご覧くださいませ。
放送日：
11/26（木）14：00～テレビ埼玉
11/29（日）0：00～三重テレビ
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☆★☆森の小窓☆★☆
毎回、その時期ごとの森の様子をお届けする「森の小窓」。
今回の森の小窓は、冬支度を始めた秋の植物をお届けします。
森の中で足元に目をやると見つけられるのが「ツルリンドウ」です。
赤紫色の実を付けますが、その名の通り辿っていくと結構な長さのツルになっています。秋の時期の根茎は漢方薬になり咳止めとして重宝されていたようです。飯南町の昔遊びで、 この実の中を出して風船のように膨らませて遊んでいたようです。
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続いてこちらは「ユキザサ」です。山野草園の川沿いに群生しています。
実は工事の関係で他のエリアからお引越ししてきたものもあったのですが、土が合ったのかしっかりと根付いてくれました。6月初旬には雪のように白く可憐な花をつけ、 秋になるとご覧の通りとってもジューシー（そうな）深紅の実を付けます。北方系の草花で、この地方では分布域が限られますのでそっと見守りたいですね。
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【編集・発行】（一社）飯南町観光協会 森林セラピー担当（伊藤）
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